若者の本離れ

今日、学生が本を読む姿を見ることは少なくなりました。かく言う私達もスマートフォンを使うことも多く、本を読む機会がだんだん減ってきているように感じます。学生である以上、国語の授業などで文章に触れる機会はあるでしょう。ですが、社会人となると今よりさらに機会が減るでしょう。本は人類の叡智の結晶です。本は心を豊かにしてくれると思います。

問題について

ベネッセの調査によると比較的不読率が低い小学生(図は小学6年生のものをグラフ化したもの)ですらベネッセの調査によると一か月に地元の図書館で本をほとんど読まない人がかなりの割合を占めています。部活動がなく、自由な時間を作りやすい小学生、特にこの資料は2020年のものです。ちょうどコロナ禍で外に出る機会が減り、図書館で本を読む機会が減っていたとはいえ、所持している本の割合も高いとは言い難い割合です。

それに加え、私たち高校生の不読率は小学生・中学生に比べて高いです。その理由の割合の高い例としては、「他の部活動で時間がなかったから」「他にしたいことがあったから」「ふだんから本を読まないから」というものが挙げられます。割合の低いものの一部に「読みたいと思う本がないから」「文字を読むのが苦手だから」「どの本がおもしろいのかわからないから」などの理由が含まれています。この状態に私達は危機感を覚え、今回のウェブサイトを作ることにしました。面白い本が分からなくても図書館を散策してみれば面白いと感じる本を見つけることができ、そこから読書週間に繋がればこの現象が解消されると考えました。

今回のお題の通り、本を読む機会はだんだん減りつつあります。そこで、私たちは「読書をしたい」と思うことが少なくても、図書館に行く機会があれば自然と本を読むきっかけとなるのではないかと考えました。複数の図書館にご協力をいただいて、「初めは本を読むためではなくても一度訪れてみたら何度でも足を運んでみたくなる」そんな素敵な図書館を紹介させてもらうことにしました。本に対して興味関心があまり強くないメンバーやよく本を読むメンバーなど、「本」だけでなく様々な観点から紹介できるよう、まだまだ拙い部分もありますがこのwebサイト制作を進めてきました。そんな私たちの思いが届いていれば幸いです。

参考文献
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/040/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2017/08/15/1389071_005.pdf
https://benesse.jp/berd/up_images/textarea/bigdata/20210315_dokuyso_q.pdf