大阪府立中央図書館

独特な外観
大阪府立中央図書館の外観は一般から募集し、優勝作品が反映されており、本を積み上げたような見た目となっています。この図書館はバリアフリーになっています。一例として、最寄りの荒本駅から点字ブロックがつながっています。公立図書館単館では日本一の蔵書数を誇り、なんと驚異の290万点以上です。一般的な図書や専門書、絵本、雑誌、地図や、現代だけでなく戦前の新聞なども蔵書されています。
バリアフリーに昔から
この図書館では点字や、大活字本(通常よりも大きな字が印刷されている)なども蔵書されており、朗読のデイジー(CD以上に録音が可能なもの)もあります。さらに、予約こそ必要ですが、対面朗読室で好きな本を図書館職員に読んでもらうことも出来ます。対面朗読室に直通の入り口では盲導犬の足を洗うこともできます。児童書コーナーにある読み聞かせ専用の部屋の外周には様々な言語などが書かれています。そして、大阪府立中央図書館は他の図書館が廃棄する本の受け入れをしたりしています。




地下にある巨大な書庫
この図書館が290万点以上もの蔵書数を誇る理由。それは地下にある書庫に秘密があります。書庫には新聞や雑誌などを本の形式にしてあるものや、明治時代に出版された本なども蔵書されています。さらに前身となった図書館の創設者が集めていた経済の本や昔の本の初版などが収められている場所があります。
この図書館では他の図書館に本を貸し出しており、まさに図書館の図書館です。書庫にある本は借りることこそ出来ませんが、地域の図書館に持ってきてもらい、読むこともできます。海外の方の利用者の為に〇〇の絵本貸出セットのように特定の国の本を他の図書館が借りて、その図書館で貸し出すこともできます。
国際児童文学館
大阪府立中央図書館内部にある国際児童文学館の書庫には子供向け雑誌などが売られている状態で保管されています。職員の方々のお陰で、書庫にある本を他の階に移送するシステムが確立されています。表紙が古く、そのまま保存できないような本は新しく表紙を新しくした上で所蔵しています。

行ってみた感想
![]() | H.M/ご厚意で書庫まで入らせていただきましたが、とにかく広くてずっとワクワクし通しでした。古い本がたくさんあって、詳しく説明までしていただきとても貴重な経験をさせていただいたと思います。 |
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![]() | M.K/とても広く、あちらこちらに凝らされた工夫が細かくて、とても勉強になりました。何より印象的だったのは書庫で、ずっと圧倒されていました。 |
![]() | R.Y/駅から館内まで点字ブロックで繋がっていたり、本を読むことが難しい人にも本を楽しんでもらえるようにするなど、バリアフリーに力を入れている図書館であるという印象を受けました。また、書庫は本の博物館のようでワクワク・ドキドキが止まらない図書館でした。 |
基本情報
大阪府立中央図書館 〒577-0011 東大阪市荒本北1-2-1
荒本駅(近鉄けいはんな線)1番出口から北西へ約400m
河内小阪駅・八戸ノ里駅(近鉄奈良線)
近鉄バス15系統「鴻池新田駅前」行き乗車「東大阪市役所前・府立図書館前」下車
俊徳道駅(近鉄大阪線)大阪バス東大阪西地区循環バス(北回り)
「医療センター方面」行き乗車「東大阪市役所前」下車