Living with Animals

このサイトについて

私がこのサイトを作ろうと思ったきっかけは、2020年2月に保護犬を引き取ったことです。犬種はビーグルで名前は”春”。元繁殖犬の女の子です。
私はもともと、犬を飼うなら保護犬!と決めていました。しかし、方法をまとめているサイトがなく、何をすればいいのかすらもわからない、加えてコロナ渦も相まって譲渡会を中止している団体も多く、なんとか開催している譲渡会を見つけて、の春との出会いでした。
「調べてもどうすればいいのかわからない!」「何からすればいいかわからない!」
ならば、ペットを飼おう、と思ったときに絶対に保護動物を飼う!と決めている人でなければ、きっとすぐに選択肢から外れてしまうと思います。
このサイトは「一匹でも多くの保護動物が幸せになってほしい!」
                           「ペットを飼うときに当たり前に保護犬猫を引き取ることが選択肢に入っていてほしい!」
と考えて、自分が春を譲渡した上で調べた情報や経験、譲渡を受けられる団体のサイトをまとめたサイトです。

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うちの春ちゃんです!

保護犬猫についてと方法


飼うにあたって
最初にペットを本当に飼う意志があるか、飼うことができる状態であるのか、その子を一生面倒を見れるのか、家族で必ず話し合ってください。その上で必ず、家族全員の賛成を得ましょう。
どんな動物であっても動物たちと一緒に暮らすならば、強い意志がないと絶対に飼ってはいけません。
*犬や猫を飼う前に考えてほしいことがまとまっているサイト 
     →東京都動物情報サイト「ワンニャンとうきょう」
         犬を家族に迎えるということ(「ある犬のおはなし」より)
また、自分が飼えなくなった際に犬猫を引き取ってもらう引取人も決めておきましょう。状況が変わって飼えなくなってしまうことは誰にでもありえます。人間の都合で飼えなくなったときに、動物たちが再びつらい思いをしないように必ず話し合ってください。
(また、引取人は譲渡前の審査で記入が必要になります)


犬,猫を飼うにあたっての手引きでわかりやすいサイトを紹介します。
犬のリンク先)犬を飼う際の手引き
猫のリンク先)猫を飼う際の手引き      (ペット&ファミリー損害保険株式会社より)


譲渡について
保護犬猫たちは、みんなそれぞれ理由があって
(例えば①飼い主との離別②野良猫野良犬で保護された③多頭飼育崩壊④虐待を受け保護された⑤ブリーダーの飼育放棄
               ⑥飼い主が飼えなくなった、など)
動物愛護センターに収容されたり動物愛護団体に保護された動物たちです。人と接したことがなかったり、人からのつらい経験があったり、愛を受けたことがなくて噛み付いたり、怖がったりする子もいますが、地は優しかったり、おとなしかったり、活発だったり、怒りっぽかったり…。彼女彼らがどんなつらい経験をしてきたかは話せないのでわかりませんが、たくさん愛をあげて根気強く接すれば、それぞれ自分の性格が出せるようになります。

譲渡の方法は、犬は主に3つ、猫は4つあります。

犬の譲渡の方法
1,動物愛護センターから引き取る
動物愛護センターは県が行っている施設で、滞在できる期間をすぎると殺処分されてしまいます。
(いくつかの都道府県では「殺処分ゼロ」を謳っていますが、実際は例外として衰弱が著しい場合や攻撃性が高い場合などで殺処分が行われているところもあります)
     そんな悲しい事実ですが、動物愛護センターから直接引き取ることで、命を救うことができます。
動物愛護センターから動物を引き取る流れは譲渡前講習会に参加、面談を行い、その後譲渡です。犬猫が二度と同じつらい経験をしないための事前講習会や面談があり、面談では個人的な相談質問もすることができるため、しっかりと準備ができるのが愛護センターの利点です。

2,譲渡会に参加する
譲渡会とは動物愛護団体(コロナ前までは動物愛護センターでも行われていた)が開催する保護された動物を里親希望のご家庭へ譲り渡す催しのことです。
(動物愛護団体とは、行政が運営を行っておらず、動物愛護センターと連帯して家庭で飼育されている動物の虐待や遺棄の防止や、適正な飼育・取り扱いの普及啓発を推進するための団体です)
動物愛護団体を簡潔に言うと、動物たちを保護して、お世話しながら次の飼い主へつなげる「橋」のようなイメージです。
コロナ渦ということもあり、現在行われている譲渡会自体は少ないですが、感染症対策を行って開催している譲渡会はあります!
優しいスタッフさんが丁寧に説明してくださり、初めてでも安心して参加することができます。

     譲渡会で動物を引き取る方法は、団体によって異なります。主な流れは、まず愛護団体のホームページやSNSで譲渡会が告知されているかを探し、必要であれば譲渡会の申込み(事前予約制という記載があるとき)、譲渡会に行って気に入ったことで会えれば、申込み、審査、トライアル(期間は団体による)、譲渡です。沢山の子に会ってみて気に入った子を選べる、審査がある、その子の預かっている方から実際にその子の様子などの話を聞ける(譲渡会では人が多く緊張していて普段とは違う様子のことが多いです)、トライアルがあるので、トライアルしてみて合わなかったら団体に返すことができる。よって確実に「この子だ!」と感じてから譲渡することができます。

3,動物愛護団体のホームページより特定の子を指定して申し込む
動物愛護団体の多くはホームページに保護している動物たちを掲載しており、気に入った子がいれば直接指定して面会を申し込むことができます。面会場所は団体によって異なりますが、譲渡会に参加する子であれば譲渡会で面会であったり、譲渡会を行っていない団体であればシェルターだったり預かりボランティアさんの家だったりが多いです。
指定して申し込むことの利点は、預かりボランティアさんから直接お話を聞けること。そして、本当に気に入った子に会うことができるので血迷う必要がないことです。譲渡会に参加すると、沢山の子がいてどの子がいいのか、わからなくなってしまう人もいると思います。また自分が飼う条件がしっかりしている人(サイズ、犬種など)は、自分がいいと思った子と会うことで選択肢が増えすぎないことが利点です。


猫の譲渡の方法
猫の譲渡方法は犬の1、2、3、に加えてもう一つあります。

4,保護猫カフェに行く
保護猫カフェは動物愛護団体が運営している、実際に保護猫とふれあいながらお茶ができ、気に入った子がいれば譲渡につなげることもできる場所です。
保護猫カフェの利点は気軽に行けて実際に触れ合えることです。またお客さんと触れ合っているため、人馴れしていることが多いです。もし気に入った子に出会えなくても、カフェの代金は直に保護団体への寄付となります。何より癒やされて、しかも実際に一緒に暮らすイメージも付きやすいと思います。


私の経験

私が春を引き取った方法は3【特定の子を指定して申し込む】です。
それまで何度か譲渡会に参加し、どの子がいいのか、うちにぴったりな犬はどの子なのか、わからなくなっていたところで、ある保護団体のホームページに掲載されていたビーグルの”タルト”を見つけました。母が幼少期に飼っていた犬がビーグルだったこともあり、家族全員で即合意して申し込みを行いました。
そして譲渡会に参加する”タルト”にすぐに会い、2週間のトライヤルをスタート。トライアル中はLINEで団体の方に近況報告、不安なことがあるとすぐに聞けて優しく教えて下さいました。その後、譲渡。”タルト”から”春”になり、大切な家族の一員になりました。
私の譲渡についての反省点としては、私が譲渡を受けた団体では、トライアル開始時にクレート(移動用の箱)やご飯、リード、薬(譲渡時に避妊手術直後だったため)などは団体の方が貸してくださったのですが、うちにケージやベット、トイレシーツなどの用意ができていなかったこと。トイレシーツは来てすぐに飛んでスーパーに買いに行きましたが、ケージなどは後日ホームセンターに行かなくてはいけませんでした。

もし譲渡会に参加するときは、当日うちに来ることも考え、
・トイレシート
・ケージ(サークル)
・ベット
は経験上、最低限用意しておくことをおすすめします。
団体によって貸していただけるものは異なると思いますが、これらが用意してあればとりあえず2日・3日程は生活できると思います!
急いで買うと、ケージのサイズを間違ってしまったり…
事前に買っておくことによって、家にいるイメージがつきやすくなる利点もあります。

また、ホームセンターやペットショップでは、スターターセット(ケージやトイレシート、ご飯の器など犬を飼うにあたって必要なものが揃うセット)が販売しているところもあります。何を買えばいいかわからない場合は、そちらを購入されてもいいかもしれません!
<例えば>     リンク先)カインズ犬用スターターセットカインズ猫用スターターセット

まとめ

いかがだったでしょうか?
このサイトが皆さんの大切な家族を見つける、お手伝いができれば幸いです。

最後に、私の個人的な意見になりますが、もちろん、ペットショップで家族を見つけることも悪いことでないと考えます。ブリーダもすべてが悪いブリーダーではないとは思います。でも、一部の劣悪なブリーダーやペットショップが存在することも事実です。事実、保護施設には非人道的な環境で何度も出産を繰り返された元繁殖犬や、少し欠損があったり、病気があると売れないからと手放された子犬などが多く保護されています。また、ペットショップで軽い気持ちで購入し、飼えなくなったから、じゃまになったら、と虐待されたり捨てられたりして保護された子も。
声なき小さな命を救うためにも、動物目線のヨーロッパのような法設備が、日本でも進むことを願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました!
なにか質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。

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