AI
Artificial Intelligence
AIって何?
最近、色んなところで”AI”という言葉を聞くようになりました。AIとは何なのでしょうか?あまり知らない人も多いと思います。このサイトではAIについて、開発の歴史やどんなところで使われているのかを紹介し、多くの人にもっとAIの魅力を知ってもらい、AIの正しい使い方について考えてもらいたいと思っています。
AIとは、Artificial Intelligence(人工知能)の略称で、人間が行うような知的な作業をコンピューターなどの機械が行う技術のことを指します。
AIの特徴は、大量のデータを素早く処理できることや、自己学習や進化を続けることができることです。AIは、その特徴を活かして、様々な分野で活躍しています。例えば、画像や音声の認識、自動運転車の制御、自然言語処理などがあります。
AIの技術は、私たちの日常生活にも深く関わっており、スマートフォンの音声アシスタントや自動翻訳システムなどが代表的な例です。また、AIの進歩は今後も続くことが予想され、私たちの生活や社会に大きな影響を与えることが期待されています。
身の回りにあふれているAI
自動運転車
お掃除ロボット
スマートスピーカー
Google翻訳
対話型AI
非接触型検温
検索エンジン
私たちの身の回りにはこれら以外にもたくさんのAIがあります
AIの歴史_過去から未来まで
年 | 出来事 |
---|---|
1923 | K.Kapekが“R.U.R. (Rossum's Universal Robots)”がロンドンで上演.初めてロボットという言葉が用いられました. |
1943 | W.McCullochとW.Pittsが“A Logical Calculus of the Ideas Immanent in Nervous Activity”を出版.ニューラルネットワークの基礎となりました |
1945 | V.Bush “As We May Think”を出版し,将来,コンピュータが人間の活動を補助することを予見しました. |
1946 | J.P.EckertとJ.W.Mauchlyが最初のコンピュータENIACを開発. |
1947 | A.M.Turingはロンドン数学学会の講義で,現在の人工知能の概念を提唱しました. |
1950初 | J.von Neumannは,不可能であるとされていた自己再生可能な機械を,29種のセルを用いて可能にする自己増殖オートマトンを示しました. |
1950 | A.M.Turingが“Computing Machiery and Intelligence”を出版.知的活動をテストする方法としてチューリングテストを示しました. |
1950 | C.Shannonが探索問題としてのチェスの解析を行いました. |
1950 | I.Asimov がロボット3原則を発表しました.「人間を傷つけてはなならい.傷つくのを看過してはならない」「第1原則に反しない限り,人間の命令に従わなくてはならない」「第1,第2原則に反しない限り自分の身を守らなくてはならない」 |
1951 | M.MinskyとD.Edmondsが40個のニューロンをシミュレートするSNARCを制作. |
1955 | 手塚治虫の鉄腕アトムが出版されました. |
1956 | ダートマス会議が行われました.J.McCarthyにより“Artificial Intelligence(人工知能)”という言葉が使われました.A.Newell,J.C.Shaw,H.Simonによって,最初のAIプログラム“Logic Theorist”のデモが行われました. |
1957 | A.Newell,J.C.Shaw,H.SimonがGeneral Problem Solver(GPS)を制作 |
1957 | J.Backusが最初の高級言語FORTRANを開発. |
1952-62 | A.Samuelがチェッカーというゲームを行うプログラムを作成し,世界チャンピオンに挑戦するにまでになりました. |
1958 | J.McCarthyがLISP言語を開発. |
1959 | J.McCarthyがAdvice Takerを作成.動作中でも新たな公理を受け入れることができるため,新しい問題に対しても再プログラムが不要な,初めての本格的AIシステム. |
1950末-1960初 | M.Mastermanらが機械翻訳に意味ネットワークを用いた. |
1960 | B.WidrowがHebbのニューラルネットの学習則を拡張. |
1961 | J.Slagleが最初のsymbol integrationを行うプログラムSAINTを作成. |
1962 | 最初の工業ロボット企業Unimation創設. |
1962 | F.RosenblattがB.Widrowのニューラルネットをパーセプトロンと呼び,その集束定理を示した. |
1963 | T.EvansがIQテストで行われるのと同様の幾何類比問題を扱うプログラムANALOGYを作成. |
1963 | I.Sutherlandが対話的なグラフィックの利用をコンピュータに導入したスケッチパットの論文を発表. | 1963 | E.A.FeigenbaumとJ.Feldmanが最初の人工知能全般についての本“Computers and Thought”を出版. | 1964 | D.Bobrowが,代数の文章題を解くのに十分な自然言語の理解がコンピュータに可能なことを示した. | 1964 | B.RaphaelがQ&Aシステムでの知識の論理表現の能力を示したSIRプログラムを発表. | 1965 | 人工知能による科学技術が飛躍的に進化し、人類の未来が大きく変わると予想される | 1965 | J.A.Robinsonが機械的な証明手続きResolution Methodを発明.形式論理によってプログラムが効率よく実行できるようになる. | 1965 | J.WeizenbaumがELIZAを開発.英語でいろいろな話題について会話ができるプログラムで,精神科医をまねたバージョンはネットワーク上で人気を集めた. | 1966 | R.Quillianが意味ネットワークのデモを行った. | 1966 | 最初のMachine Intelligenceワークショップの開催. | 1967 | 機械翻訳に対する否定的なピアス勧告がでた.機械翻訳研究に対する財政支援がうち切られ,研究が停滞. | 1967 | E.Feigenbaum,J.Lederberg,B.Buchanan,G.SutherlandのDENDRALは,生体の化合物の質量スペクトルを解析した.科学解析において成功した最初の知識ベースのプログラム. | 1967 | J.MosesのMacymaは数学において成功した最初の知識ベースのプログラム. | 1967 | R.Greenblattは知識ベースのチェスプログラムMacHackを制作.クラスCのトーナメントで対戦できた. | 1968 | S.Amariによるニューラルネットのバックプロパゲーションによる学習手法. | 1968 | M.MinskyとS.PapertがPerceptronsを出版し単層ニューラルネットであるパーセプトロンの限界を指摘. | 1968 | B.RaphaelのSemantic Information Retrieval(SIR)システム.かなり,制限の強い部分英語による入力を理解できた. | 1968 | D.C.EngelbartがoN Line System(NLS)のデモを行う.マウスやビットマップディスプレイなど現在のインターフェースの基本的な要素が含まれていました. | 1969 | N.WirthがPascal言語を開発. | 1969 | 軍事用ネットワークのARPA-net稼働 | 1969 | SRIrobotが移動能力,パーセプトロン,問題解決を統合したデモを行う. | 1969 | R.Shankは自然言語理解の概念依存モデルを定義.R.WilenskyとW.Lehnertは話の理解に,J.Kolodnerは記憶の理解に利用. | 1969 | 第1回nternational Joint Conference on Artificial Intelligence (IJCAI)開催, J.McCarthyとP.J.Hayesが人工知能最大の難問“フレーム問題”を指摘. | 1970 | J.Carbonellは,知識表現として意味ネットワークを用いたコンピュータの補助による説明用プログラムであるSCHOLARを発表. | 1970 | B.Woodsは,自然言語理解の表現のためにAugmented Transition Networksを利用. | 1970 | E.F.Coddがリレーショナル・データベースを開発. | 1970 | P.Winstonは,積み木遊びの世界で例から概念を学習するARCHプログラムを発表. | 1970 | J.RobinsonとD.Walkerが有力な自然言語処理のグループを創設.. | 1971 | T.Winogradは積み木遊びで使われる英語を理解するSHRDLUのデモを行いました.これは英語で指示された通りにロボットアームを動かすことができました. | 1972 | A.ColmerauerがPrologを開発. | 1972 | S.CookとR.KarpがNP完全性の理論を発表. | 1973 | ライトヒル勧告.組合せ爆発問題を指摘した勧告.イギリスで2大学を除きAI研究の補助金がうち切られる. | 1974 | T.ShortliffeがMYCINというシステムで,医療診断の領域で,知識表現と推論を用いたルールベースシステムの能力を示した.最初のエキスパートシステムと呼ばれています. | 1974 | E.Sacerdotiは最初のプランニングのプログラムABSTRIPSを作成.階層的プランニングの技術を開発. | 1975 | M.Minskyが,広く利用されている知識表現の方法であるフレームを,スキーマやセマンティックリンクの概念と共に発表. | 1975 | Meta-Dendralプログラムが化学分野で新規の結果を得た.コンピュータを用いてなされた,学会誌で認められた最初の科学的発見でした. | 1975 | Waltzが線画を理解するための制約伝搬アルゴリズムを発表. | 1975 | J.H.Hollandが遺伝アルゴリズムという言葉を機械進化の代わりに用いる. | 1976 | Ethernetの開発. | 1976 | D.LenatのAMプログラムは発見モデルのデモを行いました. | 1976 | R.Davisがメタレベル推論の能力を示した. | 1978 | C.Langtonにより人工生命の研究が始められました.コンピュータの中で生命の活動や進化のシュミレーションを行う試みです. | 1978 | B.W.KernighanとD.M.RitchieがC言語を開発. | 1978 | T.MichellがVersion Spaceを発表.概念形成プログラムの探索空間について述べた. | 1978 | M.StefikとP.FriedlandのMOLGENプログラムが知識をオブジェクト指向で記述し,遺伝子複製の実験に応用した. | 1979 | B.Van MelleはMYCINの知識表現と推論を一般化したEMYCINプログラムを開発.多くのエキスパートシステムシェルの原型となる. | 1979 | J.MyersとH.PopleはINTERNISTを開発.これはDr.Myers'clinical knowledgeに基づく医療診断プログラム. | 1979 | C.Green,D.Barstow,E.Kantらは自動プログラミングのCHIシステムのデモを行う. | 1979 | H.MoravecがStanford Cartを開発.最初のコンピュータ制御の自律した車で,椅子のたくさんおかれた部屋や,スタンフォードのAI研究所を周回することができた. | 1979 | D.McDermott,J.Doyle,J.McCarthyが非単調論理とtruce mentenanceの形式的な側面についての研究の発表を始めた. | 1979 | 最初の表計算ソフトVisicalcがD.Bricklinによって開発される. | 1979 | T.Truscott,J.Ellis,S.BellovinらによりUSENETの稼働 | 1980 | L.Erman,R.Hayes-Roth,V.Lesser,R.Reddy黒板モデルについて発表.このモデルは音声理解システムHEARSAY-IIで用いられました. | 1980 | 第1回Conference of the American Association of Artificial Intelligence (AAAI)の開催. | 1981 | D.Hillisが非常に並列性の高いコネクションマシンを設計. | 1982 | 日本で第5世代プロジェクトの開始.超並列で論理型言語を実行するコンピュータと自然言語の理解などを目標としました. | 1982 | B.KahnやV.Cerfらが中心にTCP/IPプロトコルが完成 | 1983 | J.Laird,P.Rsoenbloom,A.NewellがSOARを発表. | 1983 | J.AllenがInterval Calculusを発明.時系列事象の最初に幅広く用いられた定式化. | 1984 | D.Lenat が常識をコンピュータに蓄積するCYCプロジェクトを開始. | 1985 | H.Cohenの自動描画プログラムAaronのデモがAAAIで行われました. | 1986 | 日本人工知能学会の設立. | 1986 | R.Brooksがサブサンプション(包摂)アーキテクチャーを提唱. | 1987 | M.Minskyが“Society of Mind”出版.心を協調するエージェントの集団と考えた. | 1988 | Pearlが信念ネットワークの定式化を行いました. | 1989 | D.PomerleauがALVINN(An Autonomuous Land Vehicle in a Neural Network)を制作.2850マイルのうち50マイルを除いてコンピュータ制御による運転によって大陸を横断しました. | 1989 | B.Artherが人工株式市場の構築を行った. | 1989 | T.Berners-LeeがWorld Wide Webを開発. | 1990 | J.R.Kozaが遺伝的プログラミングを開始. | 1992 | G.TesauroがTD-Gammonを制作.強化学習によって強くなるバックギャモンのチャンピオンレベルのプログラム. | 1997 | H.Kitanoらが中心となり第1回のRoboCupが開催されました.. | 1999 | WWWから収集した情報がAI技術を用いて処理されるようになりました. | 2000 | IBMのディープブルーが国際チェスの世界チャンピオン、ガルリ・カスパロフに勝利する。 ミシガン大学のチームがRoboCupで自律型ロボットサッカーチームを開発する。 | 2005 | スタンフォード大学のSebastian Thrunが自律型ドライバーレスカーのチーム、Stanleyを開発し、ドーソン砂漠でのダーウィン-オープンプロジェクトチャレンジを優勝する。 | 2011 | IBMのWatsonがアメリカのクイズ番組「Jeopardy!」で人間のチャンピオンたちに勝利する。 | 2012 | GoogleのBrain Teamが、大規模なニューラルネットワークを使用してYouTubeの動画分類に成功する。 | 2014 | Googleがディープラーニングを使用して画像認識を向上させたDeepMindを買収する。 Microsoftが自然言語処理を行うためのAIプラットフォーム、Cortanaを発表する。 | 2016 | GoogleのDeepMindが、囲碁の世界チャンピオンであるリー・セドルに対して、AlphaGoを使用して勝利する。 | 2017 | OpenAIがGPT-2と呼ばれる自己学習トランスフォーマーモデルを発表する。 | 2018 | Googleが自動音声会話を行うAIアシスタント、Duplexを発表する。 | 2019 | GPT-2の大規模なモデルが一般に公開される。 AIによるDeepfake技術が広く認知される。 | 2020 | OpenAIがGPT-3を発表し、多くの言語タスクで驚異的な性能を示す。 COVID-19パンデミックにおいてAIが医療診断やワクチン開発に活用される。 | ! | ここからはchatGPTによる2100年までの予想です | 2025 | AI技術はますます成熟し、様々な産業で広範に利用されるようになる。 自律型車両が一般的になり、交通事故の数が減少する。 AIが医療診断や治療の支援に活用され、医療の精度と効率が向上する。 | 2030 | AIの能力は飛躍的に向上し、人間の知能を超える領域に達する可能性がある。 一部の業務や仕事が自動化され、AIによる労働力の需要が増加する。 AIがより高度な創造的なタスクに携わり、芸術や文学の分野で作品を生み出す。 | 2040 | AIの進化により、人間の生活は大きく変化する。個々の需要や好みに基づいてカスタマイズされたサービスが一般的になる。 ロボットやAIによる介護や高齢者のサポートに活用され、我々の生活の質が向上する。 | 2050 | AIと人間の融合が進み、AI拡張人間やバイオテクノロジーの発展により、人間の能力が向上する。 AIが宇宙探査や地球の環境問題の解決に貢献する。 倫理的な問題やAIの制御に関する議論が活発化する。 | 2100 | AIは人間の知能を超越し、独自の意識や思考能力を持つ存在となる可能性がある。 人間とAIの関係が複雑化し、倫理的な問題や社会的な課題が浮上する。 | ! | 引用したサイト |人工知能学会 人工知能の歴史https://www.ai-gakkai.or.jp/whatsai/AIhistory.html| ChatGPT(未来の予想の部分) | |
今話題のChatGPTとは?
ChatGPTとはOpenAIによって開発された人間のように自然な会話ができるAIです。
2022年に公開され無料で利用できる革新的なサービスが話題を呼びました。
ChatGPTに話しかけると

このように会話できます

また小説を生成するなどの難しいこともできます。
例えば、シャーロック・ホームズの新しい小説を作ってくださいと送ると

このようにChatGPTがシャーロック・ホームズ風の新しい推理小説を作ってくれます。
以下にChatGPTの凄さをまとめると
- ・チャットGPTは自然な対話を実現し、ユーザーと自然言語でコミュニケーションします。
- ・膨大なデータから学習したため、様々なトピックについて豊富な知識を持っています。
- ・前後の文脈を理解し、論理的な推論を行うことで、正確な回答を提供します。
- ・創造的な文章の生成も可能であり、想像力を刺激する内容を作成できます。
- ・教育、カスタマーサポート、翻訳など、多岐にわたる用途で役立てることができます。
- ・オンラインでの運用により、持続的な改善が行われ、進化し続けます。
ちなみにこのChatGPTの凄さのまとめもChatGPTが生成したものです。
ChatGPTを体験しよう
今回はChatbaseというChatGPTを使用したサービスを使ってChatGPTを体験することができます。
人工知能についてのウィキペディアを読み込ませたものでAIについての質問にはめっちゃ詳しいです。
最後に
このように、AIは確かに便利なものです。
しかし、ディープフェイクなどの間違った使い方をすると犯罪にもなります。
ぜひAIの正しい使い方について考えてみてください。
SNSでシェアしてね!