SDGs 地球温暖化

SDGs 13 気候変動に具体的な対策を 地球温暖化について

地球温暖化とは?今はどんな状況なの?
 地球温暖化について私たちにできることは?
このサイトではとてもわかりやすく解説していきます。

そもそも地球温暖化って何?

地球温暖化とは地球上に温室効果ガスと呼ばれる物質が増えてしまうことで、地球の周りにある太陽の光を和らげてくれる大気圏を減らしてしまうため、 結果的に地球上に届く太陽の光が多くなり、地球上の温度が上がってしまい、地球の環境が大きく変化してしまう現象です。
温室効果ガスの代表として二酸化炭素があります。二酸化炭素は物を燃やす時に発生する気体で、 日本では主に物を燃やして電気を作る発電が多いためその結果、二酸化炭素が発生してしまいます。
他にも、二酸化炭素だけでなく、 車などから排出される排気ガスなど、地球温暖化の原因となる温室効果ガスはたくさんあります。
まとめると、人間が生活によって生み出される温室効果ガスによって太陽の光から地球を守っている大気が減ってしまい、地球上の温度が上がってしまうことを言います。


今、地球温暖化ってどんな状況なの?

 

まず、今私たちが生活の中で見えている地球温暖化の影響はほんの一部です。世界では、すでに環境が大きく変化してきているところもあります。
地球温暖化とはただ地球上の温度が上がりそれで終わりではありません。 それによって様々な環境問題を引き起こすのです。
気温が上がることには以下のような影響があります。

・海面の上昇

地球上の気温が上がることによって北極や南極の氷が溶けてしまいます。その結果その場に住んでいた生物が陸を失い、居場所がなくなってしまい結果絶滅してしまう動物が出てきてしまいます。
そして地上にあった氷が溶けることによって海水が増加し、それによって島が沈んでしまうようなこともあります。

・台風の大型化

地球の温度が上昇することで海水の温度が上がり蒸発する水の量が多くなります。その結果雨がたくさん降るようになります。
また、それだけでなく雲に含まれる水蒸気の量が増えることで、台風の力が大きくなってしまいます。

・病原菌の発生

ロシアなど、寒帯冷帯の地域では今、温度が上がって氷河が溶けるという状況になってきています。
氷河が溶けたことで、生物の生活する場所が減るだけでなく人類が誕生する前から氷河の中で凍っていたたくさんの細菌が出てきてしまいます。
今、実際に確率は低いですが人間に害を及ぼす菌が氷河の中から出てくると言われています。

・人の生活への影響

台風の大型化でも説明したように雲に含まれる水蒸気の量が多くなると、雨の降る量が増加します。それにより、気候が変化してしまい農業などの生産方法が大きく変化してしまいます。
それだけでなく、川などの氾濫や街の浸水など自然災害による人間への影響がとても大きくなってしまいます。
他にも、病原菌の発生によって人々の生活が大きく変化してしまうことも考えられています。


地球温暖化に私たちにできることは?

ここまでの内容では、地球温暖化とその影響について知ってもらいました。
ここでは、私たちにできる地球温暖化への取り組みについて紹介します。

毎日の生活でできる省エネ

・エアコン

エアコンは暖め過ぎず冷やし過ぎず、適切な温度に設定して使いましょう。 フィルターが汚れていると運転効率が悪くなるため、電力の大量消費につながります。 フィルターは定期的に清掃してホコリや汚れを落とすことで節電になります。

・照明

使っていない部屋の照明は毎回消すようにしましょう。 白熱電球蛍光灯は、生産したりするのにも二酸化炭素の排出量が多く、電気もたくさん消費するため 、省エネ性能の高いLEDなどに変えるのがおすすめです。

・冷蔵庫

冷蔵庫に食品を溜め込み過ぎると十分な冷却能力が発揮できないばかりか、電力を無駄に消費してしまいます。
また、冷蔵庫のあけっぱなしなどには十分注意しましょう。
一日中電気を使う冷蔵庫だからこそ、少しでも節電に心がければかなりの省エネにつながります。

・家で電気を使っている物の割合

電化製品の中でん最も電気を使っている割合が高いのはエアコンで、約56%の電気を消費しています。 今あげたエアコン、照明、冷蔵庫だけで家で消費している電力の約85%を占めているのです。 この三つのものを心がけるだけでも、かなりの節電につながると言うことです。

節水について

水道をひねればいつでも安心して清潔な水が飲めるのは、当たり前ではありません。水資源が豊富で水道施設が整備された日本ならではです。
しかし、安全な水を家に届くまでには、とても多くのエネルギーが使われています。 それらのエネルギーが無駄にならないように、シャワーや水道を出しっぱなしにせず節水を心がけましょう。 食器は手洗いよりも食洗機のほうが節水になります。また、手洗いでも使用する水の量を少なくすむように、ペーパーなどで汚れを落としてから洗うのがいいです。洗剤量も少量ですみ、すすぎもためすすぎで簡単にきれいになります。
洗濯も、まとめ洗いやすすぎ1回でOKの洗濯洗剤を使うことで節水が可能になります。風呂水ポンプを使ってお風呂で使ったお湯で洗濯をするのも節水につながります。

環境を考えた移動方法

車は化石燃料であるガソリンを燃やすため、たくさんの二酸化炭素を排出します。車が動いていないでも、エンジンを動している時は常に二酸化炭素を排出してしまいます。
車による二酸化炭素排出量削減のために、アイドリングストップが推奨されていますが、たくさんの人が車を使っている都市部などは渋滞が起こりやすく、長時間エンジンを可動させることは二酸化炭素を大量に排出し続けることにつながります。
なるべく自家用車を使わず、一気にたくさんの人が移動できる公共交通機関を使うことで、二酸化炭素の排出を少なくすることがができます。また、短距離ならば自転車や徒歩での移動にするなど、なるべく二酸化炭素を排出しない移動方法を意識してみてください。

身の周りの緑を増やす

前の文でも上げたとおり温室効果ガスの代表、二酸化炭素が地球温暖化の主な原因です。
人間は呼吸をするときに酸素を二酸化炭素に変えて呼吸しますが、植物はその逆で二酸化炭素を酸素に変えてくれる働きがあります。
つまり、植物を増やすことで二酸化炭素を減らすことができます。 
生活内で、植物を増やすためにグリーンカーテンなどを活用したり、ベランダなどで野菜や植物を育てるなど家で植物を育ててみてください。


  最後に・・・

 

地球温暖化は今や世界中で考えられているとても大きな問題です。地球温暖化は今からでも取り組めば減速させることができます。
今、世界中で環境に配慮した取り組みが行われています。 このサイトを読んで何か少しでも感じた人はぜひここで書いたことを実践してみてください。
また、地球温暖化への取り組みとしてできることは、ここで書いたことが全てではありません。 少しでも地球温暖化に興味を持った人はぜひ、たくさん調べてみてください。

  

言葉の意味の説明

・SDGs ー エスディージーズ
今の地球上での問題を解決するために立てた17つの目標。
地球温暖化以外にも色々な問題についての、目標が掲げられている。

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・温室効果ガス ー おんしつこうかガス
地球の大気の中にあるガスをまとめた呼びな。 地球上には大切な働きをしているが増え過ぎるとダメ。
温室効果ガスの例は、二酸化炭素やメタンガスなど。

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・大気 ー たいき
地球の周りにある空気の層。
太陽の光を和らげることで、地球を守ってくれる働きがある。

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・二酸化炭素 ー にさんかたんそ
空気に含まれる物質の一つ。
物を燃やしたりすると発生する。

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・排気ガス ー はいきガス
地球の周りにある空気の層。
太陽の光を和らげることで、地球を守ってくれる働きがある。

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・気体 ー きたい
空気のような空気中にあるもののことで、物の形を表す。
二酸化炭素や、空気、水蒸気のような形の物を気体という。

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・物質 ー ぶっしつ
地球に存在しているもの、もとの材料となっているもの。
鉄や銅、酸素や水素など。

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・環境問題 ー かんきょうもんだい
人の生活が便利になっていく上で起こる環境に関する問題のこと。
海洋汚染や大気汚染、地球温暖化など。

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・アイドリングストップ ー あいどりんぐすとっぷ 
アイドリングストップとは、「信号待ちなどで車が停車した時にエンジンを停止すること」をいいます。 極力エンジンを停止させることでムダな燃料の消費を抑えるのと、アイドリング中に発生する排気ガスの排出量を抑えることが目的となっています。

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・絶滅 ー ぜつめつ
様々な原因により、地球上からその種類の動物が全ていなくなってしまうこと。
ニホンオオカミや、ニホンカワウソなど。

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・蒸発 ー じょうはつ
液体がある一定の温度を超えて、どんどん気体になっていく状態のこと。

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・水蒸気 ー すいじょうき
水が蒸発してできた気体のこと(ゆげ)。

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・台風 ー たいふう
 夏の時期に日本の南(太平洋側)に多く発生する、強い雨、風をもつ雲で自動的に発生し、自動的に消える。

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・寒帯 ー かんたい
 地球の最も寒い気候区でとても寒い地域。南極や北極などが寒帯。
 他にも温帯や乾燥帯といった気候区がある。

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・冷帯 ー れいたい
寒帯の次に寒い地域で、ロシアやカナダなどが寒帯。
他にも温帯や乾燥帯といった気候区がある。

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・氷河 ー ひょうが
寒い地域で水が凍ったり、雪が積もったりしてできる大きな氷。
太陽の光を反射するなどの働きも持っている。

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・氾濫 ー はんらん
雨がたくさん降ったことによって川の水が溢れ出ていってしまう自然災害。

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・浸水 ー しんすい
川などの氾濫により、街などが水で浸かってしまった状況のことを浸水という。

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・自然災害 ー しぜんさいがい
 自然によって生まれた災害。
地震や、山火事など。

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・白熱電球 ー はくねつでんきゅう
ジョセフ・スワンが発明した電球で、光るときに高熱が発生する。
白熱電球は、作るコストや電気代が高いため2010年に生産を停止してしまった。

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・蛍光灯 ー けいこうとう
 学校の灯などによく使われている細長い電球で、on,offに弱い。

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・冷却 ー れいきゃく
物を冷やす機能のこと。

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・化石燃料 ー かせきねんりょう
燃やすことでエネルギーを生み出すもの。
ガソリンや石炭、石油など。

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・公共交通機関 ー こうきょうこうつうきかん
多くの人が使用している、国が運営している移動手段。
電車やバスなど。

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・グリーンカーテン ー ぐりーんかーてん
植物を使った窓からの日差しをさえぎるカーテン。つた系の植物で作られることが多い。

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